街を歩いてみるとそんな冬の香りを、どこからともなく吹いてくる冷たい風が運んでくれます。
そんな風に包まれると何故か、心温まる事がないかな~?と考えてしまいませんか?
あの角を曲がったら綺麗なイルミネーションがあるのかな? 今鳴っている携帯は大好きな人からかな?
寒い冬だからこそ、心温まる事を求めてしまう・・・。
そして、寒くなると暖かい部屋で食べた鍋・・・・。
昔、家族みんなで温かい鍋を囲んで食べた事を思い出すと、少しだけ心が温まる気がします。
誰もが冬になると食べたくなる温かい鍋・・・・。
心を許した人とだから囲んで食べれる温かい鍋・・・・。
仲間とだから食べれる温かい鍋・・・・。
その鍋を食べる時に必要というか、必ずどこにでもいる鍋奉行。
「まだ!もう少しちゃんと炒めてから!!次はそれじゃなくてこっちの野菜!!」なんて言って。
この鍋奉行、意外と煙たがられたり、下手をすれば嫌がられたりしますよね・・。
でも、鍋奉行からするとそこにいる全員の事を大切だと思うからこその行動なんですよね。
心を許した人に、一番美味しい鍋を食べさせてあげたいと思うからこその行動。
待っている側からすると、
「そこまでしなくていいじゃん。簡単にして早く食べたほうがいいのに。お腹減ってるんだから。」
なんて声が聞こえてきそうです・・・。
確かにそうですね。どちらの気持ちもわかります。
こんなやり取り、場所を変えれば、飲食店とお客様の関係に似てるような気がします。
食事をしたいという思いで来店されるお客様は早く自分の前に料理を提供して欲しいと
思うのは仕方のない事です。
しかし飲食店側からすると、手を抜かず美味しいお料理を食べて欲しいと願うからこそ、一手間でいいところを
2手間、3手間と掛けてしまう・・・・。そうする事でまた提供までに時間が掛かってしまう・・・。
早くお客様に料理を食べて頂きたい、でも手を抜くわけにはいかない・・・・・。
そんなジレンマと日々向き合いながら、Cafe Sofa の厨房スタッフも切磋琢磨しております。
「オイ!急げ!!そこ最後ちゃんとやれよ!!」そんな檄を飛ばしながら・・・。
出来る限り手を抜かず、少しでも喜んで頂きたくて・・・・。お皿で感動を届けたくて・・・・。
鍋奉行と・・・・。Sofa の路地裏ンチ・・・・・。描く皿も形も違うけど・・・・。
お客様の事を大切に想いながら、出来る限り心を込めて作っていこう。
本日の路地裏ンチ、喜んで頂けたら嬉しいな。
サーモンのムニエル 焦がしバターのソース
御来店お待ちしております。