以前、我が街にも当時の内閣総理大臣の安部首相がやってくるという小さな奇跡がありました。
まあ、奇跡なのか普通の事なのかは定かではないとして・・・・。
街のいたる所に「安部首相がやってくる!!」なんて看板がチラホラ見え、ウエルカムモード全開でした。
その安部首相が近くの公園で演説し、その帰りにお店の近くを通るかも?なんて噂が飛び交いました。
これは一丁見てやろうかと、通りに出てみました。
すると・・・・予想通り、人がウジャウジャ雁首揃えて待っているではないですか。
(う~~ん?・・でもまてよ?・・このまま普通に見て普通に手を振っても面白味がないな~~?・・・・。)
とっさの機転を利かせた自分は、大きめの白い紙に大きめの黒のマジックで、
「まだ、やれそうですか??」と書きました。
その頃にはもう元気のなかった安部内閣に頑張ってほしいと願いを込めて・・・。
しばらくすると・・・ やってきました!!白バイ数台に囲まれた黒い車が2台!!
どっちの車に安部首相が乗っているのかわかりません。
白バイ隊員は頭を動かさずに黒いサングラスのしたで目だけを動かしながら、群集の中でソワソワしている
自分に気付いたのか、無線で何かを話しています。
きっと勝手な見解だとこんな感じです・・・・・。
「ガァァーーーーー。プッ。群集の中に何か白い筒のような物を持った挙動不審な20代後半の男性を発見。
厳注(厳重注意)でお願いします。」「ガァァーーー。プッ。了解しました。2号機、厳注します。」
そんな中でわざと注意を引いてやろうと、更にも増してソワソワと挙動不審をアピールしてやります。
さて、黒い車達が近づいてきました。ピリピリした視線が自分に集まっているのがわかります。
しめしめ。。。そして腕を大きく伸ばし紙を広げました!!!一瞬白バイ隊員達が身構えたかの様にも見えた中、
群集の激しい押し合いにも負けず、裁判で勝訴の時の人の様に前に紙を出し、しっかりとアピールしました。
白バイ隊員も一安心したかの様に通り過ぎ、結局一台目の車にはただのおじさんしか乗ってませんでした・・・。
次ですよ次!!!更に増して紙を広げると、いましたYO! 来ましたYO! 安部首相ですYO!!
すると?!!!・・・・・・。 通常の軽く手を上げ貧民に会釈を繰り返す仕草を一瞬止め、びっくりした感じで!!!!
「えっ?!あっ?!うんうん。」ですって~~~~!!! 凄いでSYO~~~!!やりましたYO~~~!!!!想いが届きましたYO~~!!!
しかし、その後数ヶ月で安部内閣は解散・・・・・。
後日、自分の口座に安部前首相から2億円ほど振り込まれてました・・・・・。