読んで字のごとく。洗わなくてもいいお米・・・。 果たして画期的なんでしょうか?
どこかでこんな話を聞いたことがあります。
寒い冬に冷たい水でお米を洗うのが嫌だから、爪が割れるのが嫌だから
生クリームなどをホイップする泡立て器を使って米を研ぐ主婦がいると・・・・。
確かにそういう観点から見ると、画期的な物なのかもしれません。
最近では、カビ米、通称事故米の影響もあって、米の表面についている有害物質による問題を防ぐために
無洗米を使うコンビニやファミレスも出てきているみたいですが。
色んな考え方はあると思います。安全面や合理性・・・。確かにそうですよね。
自分は昔、お師匠さんにこう教わりました・・・。
「俺らは、栄養士じゃなくてコックさんなんだ!!美味しい物を作るのが仕事なんだ!!
お米はあんまり研がないと栄養価は高いが、美味しくない!!!美味しい御飯を炊くために冷たい水でも
水が透明になるまで綺麗に研げ!!!」と・・・。
その教えのおかげで今でも水が透明になるまでお米を研ぐ習慣が身についています。
確かに時間も掛かるし、冬は水だって物凄く冷たいです。
「無洗米を使ってみませんか?」と声を掛けられることもしばしばあります。
でも良いお米を手間を掛けてでも、美味しい御飯にしたいと願い、今では日々 Cafe Sofa の
未来の巨匠を目指して、若きコック達がゴシゴシと秋田こまちを研いでおります。
たかが御飯、されど御飯、米飯文化の日本人・・・。
大切な想いは残して行けたらいいのにな・・・。
ところで、お米に関してだけは、{洗う}という表現じゃなくて{研ぐ}という表現をするんですよね。
お米の表面を綺麗に研ぎあげる・・・。こういう表現が正しいのなら・・・。
無洗米じゃなくて・・無研米(ムケンマイ)の方が正しい表現のような気がしませんか?・・・・ (完)
私は若かりし頃、とにかくお米をごしごし洗った方がいいと思って両手でこすり合わせるように強く洗ったことがあります…。洗えばいいという訳じゃないのに、お恥ずかしい。
お米を洗い、炊くだけでも気持ちは込もるものだと私も思います。料理と一緒ですよね。
私の家は、親がお米を作っています。だからお米は買わずず〜っと送ってもらっています。十数年、お米代と送料を合わせたら…すごい金額になることでしょう。親に感謝です。
それに、田植えから稲刈りまでの大変さ、子供に喜んでもらうために頑張って作っているのを知ってるから、なお美味しく感じます。どこのブランド米よりうちのお米が一番だ!!と思っています。えへへ(^ー^)だから外食でご飯(ライス)を食べる時、けっこう味が気になるんですよね。
10日ぐらい前に食べたSofaのライスは…とっても美味しかったですよ。雑穀米入りが出てきたのは初めてでしたけどホントに美味しかったです。おかわりしたいと思いましたよ!!無洗米(無研米)は何度か食べたことがあります。
特に記憶に残ってないので、美味しかったかも覚えていないんですよ・・・。恥ずかしながら・・・。
でも、水の消費削減など、色々な合理的な利点があるのは事実みたいです。
それにお米の表面のリンなどが、環境汚染に繋がるという指摘もあるみたいです。昔は、川で洗っていたにもかかわらず、海どころかその川さえ水質汚染はなかったらしいので、
真実はわかりません。
日本の文化の原点ともいえるお米は、おれんじ様のご両親のように一生懸命に心を込めて作って頂いている
農家の方達のおかげで、いつもおいしいお米が食べられるわけですので、自分も感謝したいと思っています。一粒のお米に色んな人達の想いが詰まってて、それを料理する自分達もしっかり想いを詰め込んで、
またおれんじ様の前に美味しい御飯として出させて頂けたら、と思っています。しっかりとお米を研ぎながら、自分達の料理も研磨してまたの御来店をお待ちしております。