玉葱の皮、ニンジンのヘタ、セロリの葉っぱ、水菜の茎、ホウレン草の茎、
キャベツの芯や白菜の芯・・・・。
数を上げればキリがないくらいにありますよね・・・。
では、何故??この部分を食べないんでしょうか?? 皆さんどうして食べる場所ではないと感じているのでしょうか?
泥が付いているから・・・硬いから・・・そんな理由でしょうか??
わからなくはないですよね。
でも素材は丸ごと食す事は意外と大切だったりするんです。
皮は大切な実の中をしっかりと守っているから、皮と実の間は生命力が強い場所なんです。
芯は沢山の葉っぱを何枚も何枚も作り上げて行き、大根やカブのヘタは、生長点と言って
土をグイグイ押して地面まで実を押し上げるたくましい生命力を一番持つ部分なんです・・・・。
生命力が強いという事は栄養が沢山詰まってるということですよね。
こう聞くと捨てるのがもったいない気持ちになってきませんか??
だから捨てずに、ちょっと一手間掛けてみませんか?
玉葱の外側の皮をお湯に入れ出しをとり漉して、お豆腐を入れて味噌を溶くと・・・・・。
玉葱の出し汁の味噌汁ができるという事・・・・。
ご家庭でカレーを作る時に、いつもは水を入れて作るところを、ニンジンや玉葱やセロリなどから
出たヘタや皮を水から20分煮出して取った出し汁を使うだけで、
味も美味しく栄養もたっぷりのカレーが出来上がるという事・・・・。
あまり知られていない事なんですが・・・・、
ほんの一手間でほんのちょっと捨てる野菜を減らすだけで、食生活は全然違ってくるんです・・・・。
メタボリックシンドロームが話題に取り上げられる現在の日本は、ジャンクフードと呼ばれる物が
沢山出回っています・・・・。
身体に悪いから食べると太る・・とかメタボになる・・など言われています・・・。
しかし、食べる事がいけないのではなくて、食べ続ける事がいけないんですよね・・・。
人間の食生活は、身体に良いものばかりを取り入れればいいわけでもなくて、
食べたい物を食べれないストレスは身体に害を与えてしまいます・・・。
だからジャンクフードなどを食べた時は、本来捨てられるはずの野菜達を使った料理など
身体に良いものを食べたりしながら、食事の帳尻を合わせてあげるのが大切なんです・・。
Cafe Sofa では出来るだけ素材を丸ごと食べて頂きたいと願い、色々な手間を掛けて
捨てる野菜を出来るだけ減らして料理をご準備させて頂いております。
身体の帳尻合わせに少しでもなればいいなぁ・・と想い描き。
今日も一手間、明日も一手間、頑張っていこう。
P.S そして少しでもご家庭で出るくず野菜を減らす為に Sofa の甘酒を使った裏レシピを御紹介します。
発酵食品の甘酒は、甘味とコクが豊かな食材です。
甘酒で和風のマリネ液を作り、野菜を漬け込んでフライパンで焼くと素敵な料理に早代わりするんです。
もちろん野菜の実の部分を使うのが一番いいのですが、あえて捨てるはずの野菜のヘタや皮を
使ってみるのもいいと思いますよ。
甘酒・・・・・・・250cc 醤油・・・・・・90cc
純米料理酒・・・・15cc おろし生姜・・・・小さじ2
おろしにんにく・・・1~2かけ ゴマ油・・・・30cc
これをよく混ぜ、捨てるはずのヘタや皮を密閉容器に入れ冷蔵庫でマリネします。
味が薄くなるまで何度でも使えますよ。
野菜に合わせて切り方を変えると更に食べやすく仕上がりますよ。
是非、お試し下さい。